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尚志高校からのお知らせ

新3年生へのメッセージ

「おしゃべり」はやめて、「語ろう」

 

  「話す力」「語る力」は、"その気になって"話すこと、語ることによって磨かれていきます。ただ漫然と「しゃべる」のとは違います。「話す」は自分の心にあるものを「放つ」からきたもので、「語る」は心にあるものを相手に正しく伝わるように構成して放つ、つまり「かたちづくる」がその語源と言われています。進路実現の今年は、大人たち(=保護者の方々、先生、上級学校の先生方)と大いに語り合って下さい。真剣な語り合いの積み重ねによって、コミュニケーション力がしっかりと育まれます。(なお、尚志ノートを"その気になって"書くことによって文章力が磨かれます)フランシス・ベーコンは「読むことは幅広い人間を、書くことは確かな人間を、そして話すことは勇気ある人間をつくる」と言っています。この言葉から、進路実現には人間的成長が欠かせないという認識も持つべきでしょう。

 

勇気を出して、自分を評価してもらおう

 

  よく「自分のことは、自分が一番よく分かっている」ということ言う人がいます。本当にそうでしょうか。『バカの壁』で有名な養老孟司さんが「人は誰でも一生、自分の顔を直に観ることなしに死んでいく」と言っています。確かに、自分の顔は鏡や写真を通して観ることができますが、他人の顔を観るように直には観ることができません。ましてや、後ろ姿や顔色なども直には観ることができません。「今日は少し顔色が悪いね」などと言われて「そう言われてみると、昨日から・・・」などと気付いた、そんな経験がありませんか。私たちは案外自分が思っているほど自分自身のことを分かっていない、知らないのではないでしょうか。だから、人が自分のことをどう観ているのか、どう思っているのかがすごく気になるのではないでしょうか。それだけ自分という人間ついての理解に自信がないのかもしれません。ここで必要になってくるのが、人が自分のことをどう観て、どう評価しているのかを積極的に聴いて、それを受け入れてみることだと思います。自分の気付かない一面を気付いてくれているかもしれないと考えれば、自分を本当の意味で知る大きな手がかりになるのではないでしょうか。少し勇気が要りますが、人の評価を受け入れ、その上で自分について真剣に悩むことが大切です。

 
「鍛錬千日之行、勝負一瞬之行成り」

(勝ち負けが決まるその一瞬のために、千日間鍛え続けなさい)

 

 これは、徳島県立池田高校野球部の監督だった蔦さんがいつも選手に言っていた言葉です。28歳で池田高校の監督になった蔦さんでしたが、あと一歩の所で負けてしまいなかなか甲子園に出場できませんでした。それでもこの言葉で選手を励まし続け、ついに監督就任20年目にして、念願の甲子園への切符を手にすることができました。その後の甲子園においても、優勝3回、準優勝2回という素晴らしい成績を収めました。夢(目標)を達成するための道のりは長いものです。一瞬の勝負で好結果を出すための地力は、一日二日では養成できません。やがて迎える勝負の日に向けて、努力を惜しまず、そして諦めず、ただひたすら努力を積み重ねていくしかないのです。進路実現のプロセスで何か苦しいことがあったら、この言葉を想起して下さい。


小さな苦しみは愚痴を生み、大きな苦しみは知恵を生むもの


 進路実現までの道のりにおいては、今までに経験したことのない多くの課題や困難に出会うことになります。勇気を持って、それに自らが立ち向かい、自分で判断して、自分の力で解決を図っていかなければなりません。大いに苦しんだり悩んだりする中で必ず「新しい考え方(=知恵)」が生まれ、それが一筋の光明となって未来へと導いてくれるはずです。苦しみに絶対負けてはなりません。前向きに、視点を変えて、苦しみと付き合って下さい。  

 

2学年だより No.11 (3月19日発行)より

 

2013.4.12 更新

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