それをお金で買いますか?
<平成24年11月5日に進路だよりNo.26からの抜粋して掲載した記事を復元したものです> (サーバー障害に関するお知らせ)
それをお金で買いますか?
- マイケル ・ サンデル -
テレビ番組「ハーバード白熱教室」の「正義とは何か?」で日本中の大人の価値観を揺るがしたハーバード大学・サンデル教授の問いかけです。
「私たちは、あらゆるものがカネで取引される時代に生きている。民間会社が戦争を請け負い、臓器が売買され、公共施設の命名権がオークションにかけられる」資本主義の原則からすれば、双方にメリットがあれば何でも売買していいということになるのですが、ホントにそうか?
たとえば、ハンバーガー会社が「子供たちのほっぺたを広告スペースとして貸してくれたら1日100円出しましょう」と言ってきたら、お子さんはどう答えるでしょう。あるいは、テストの成績が上がるごとに小遣いを上げていくことはやっていいことなのでしょうか?
お子さんに、「千円あったら買いたいものは?」「1万円あったら?」「10万円だったら?」と、聞いてみてください。そして、「じゃあ、お金で買えないものってある?」と質問します。愛とか友情とか抽象的な言葉が発せられますが、「君たちも知ってるホリエモンさんは、愛や友情もお金で買える!って言ってるよ」と指摘して混乱させてみる......。たまには食卓で、子供とこんなディベートができるといいですね。
ハーバード白熱教室(NHK)
創立1636年、アメリカ建国よりも古いハーバード大学の歴史上、履修学生の数が最高記録を更新した授業がある。政治哲学のマイケル・サンデル教授の授業「Justice(正義)」である。大学の劇場でもある大教室は、毎回1000人を超える学生がぎっしり埋まる。あまりの人気ぶりにハーバード大学では、授業非公開という原則を覆し、この授業の公開に踏み切った。ハーバード大学の授業が一般の目に触れるのは、史上初めてのことである。
2013.5.31 更新
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