人事のプロが語る「嫌われる学生」
(以下は、5月13日の「進路だよりNo.5」からの抜粋です)
人事のプロが語る「嫌われる学生」
『大学生活30のルール』著者で人材コンサルタントの常見陽平氏に「就活で失敗しないコツ」を聞いたところ、就活では「企業から嫌われるタイプ」が存在するらしい。では、その特徴とは?
「まずは、ステータスだけ立派で中身がない人。例えば、サークルやボランティア活動をやたらとかけもちする学生がいますが、大切なのは『何』をやったかより『どう』やったか。もちろん本気で熱中したのであればそれは強い武器になりますが、就職活動のためのネタ作りに過ぎない底の浅い体験談は逆に嫌われてしまいます。次に、社会人を中途半端に模倣した『痛いプチオトナ』な学生。服装や言葉遣いは大人そっくりなのに中身がともなっていない、自己啓発本の読み過ぎで頭でっかちになっている人は嫌われます。また、最近は話のうまい学生も増えていますが、スキルに溺れて面接で『自分のプレゼン』に終始してしまうと悪印象。あらかじめ用意しておいた言葉しか話せず、想定外の質問をされると黙ったり、はぐらかしたりするような人よりは、話し方は多少たどたどしくても面接官の質問の意図を理解し、きちんと受け答えできる人の方が好まれます」
さらに、常見氏が最近増えていると感じるのは、自分で考えて、行動を起こすことができない学生。「主体性のない人材は企業から最も嫌われます。会社に入ったら仕事を『教わる』のではなく、自ら『学ぶ』姿勢が問われるからです」
2013.6. 9 更新
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