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尚志高校からのお知らせ

恩返し・原点 再考

(「3学年だより(7月17日発行)」より抜粋)


  現在、大リーグのレッドソックス(ボストン)で活躍中の上原投手の背番号は日本の巨人軍時代と同じ「19」。ここに彼のすべての思い(原点)がこもっています。選んでつけた「19」は、"19歳を忘れない"の意味なのです。大学受験に失敗して、浪人生活を送った1年のことです。道路工事のアルバイトをしながら予備校に通っていました。「一度、野球を辞めてる人間ですからね。今、試合でピンチになっても、野球を奪われるわけではない、と思うと開き直れるんです」。野球エリートには負けたくない、という強烈な自負がそこにあります。今年38歳の上原投手は、約20年前の原点を忘れずに幾多の困難に負けず挑戦の日々を送っています。                                       

 

 さて、3年生のぞれぞれの原点はどんなことでしょうか。2011年3月11日後、今まで経験したことのない不安な気持ちを誰しもが抱きながら高校生活をスタートさせた2年前。「絆」「家族」「仲間」「生きる」そして「命」。いろいろな事に対して深く考えさせられながら「高校生活の原点」を固めた2年前。今こそ、わずか2年前の「高校生活の原点」に回帰しひたすら頑張る時ではないでしょうか。今までも、忘れつつある人が目立つと感じた時期に「高校生活の原点」を何度か口にしてきました。3年生になったら、もうその必要性はないだろうと思ってきました。しかし、大変残念ながら4月以降の様子を見ると、学習面、生活面いずれにおいても「高校生活の原点」を忘れて怠惰で勝手な日々を過ごしている人がたくさんいました。学年主任の目から見ると、ほ とんどの生徒が「原点忘却症候群」と判断せざるを得ません。

 

 さあ、人生を方向付ける夏(40日)が始まります。強い気持ちで頑張り通すしかありません。3年生全員の健闘を祈り、エールとして次の言葉を贈ります。

 

行き詰まりは、展開の一歩である。

吉川 英治

 

2013.7.22 更新

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