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尚志高校からのお知らせ

ゴールなんて高校生活には存在しません 

人生や学校生活は、マラソンに例えられる場合がよくあります。一人のランナーとして遠い遠いゴールを目指し、周到にペース配分をしながら完走を期して黙々と努力する姿...。確かに、それは人生そのものかも知れません。


しかし、最近の私は、合格や卒業や進学などを「ゴール」と捉えるより、むしろ「リレーのバトンを渡す事(通過点)」と捉えてはどうかと考えるようになりました。「生涯学習社会」という言葉をよく耳にします。「勉強は、合格や卒業をもって終わるものではない」という意味です。この観点は、人生についても当てはまると思います。

 

つまり、「頑張った自分が次の自分にバトンを渡し、一層の成長を図る事の繰り返しがまさに人生である」という事です。前走のバトンを受けて後走につなぐ...。今の3年生は、そうした「リレーの何番目かの走者」なのです。"高校生活3年間"という区間のバトンを持っているのですから、その間の責任は重く、全力を出し切って役割を果たさなければなりません。

 

大切なのは、走っている今の自分を叱咤激励し、最大の頑張りをさせる事です。そうしなければ、今の自分に信じてバトンを渡してくれた前走の自分を裏切る事になります。そして、これからバトンを受ける後走の自分に、バトンだけでなく"苦しい状況"も渡してしまう事になるのです。それぞれの区間には、上りも下りもあります。

 

また、その区間リレー中には孤独感や挫折感が何度となく襲いかかってきます。しかし、たとえベストでなくても、責任ある力走をしなければなりません。そうした力走が、大きな自信となり、次々と成長した自分の連続を生み出す源になっていくのです。まもなく、新しい自分への"バトンタッチ"が待っています。

 

目下、3年生全員がバトンを持ったままです。"高校3年間のバトン"を誰一人として渡してしまった人はいません。つまり、努力を継続しなければならない位置に立っています。

 

少々きつい具体例です。今年、推薦候補生になった生徒で、模試の実力が出願校の「一般受験合格者平均偏差値」を上回っている人はゼロです。すなわち、推薦入試合格はゴールではありませんので浮かれてなんかいないで、喜びと共に危機感も併せ持って学習に励んで行かないと、上級学校入学と同時に「勉強について行けない」という苦しみと付き合ってしまうはめになります。

 

なお、「マイナス部分」を容認し推薦候補生にする理由は、「合格後も入学後も学習努力を継続し、マイナスを必ず克服してくれるはず」という信頼感と期待感からです。忘れないで下さい。

 

 

3学年だより(10月23日発行)より一部抜粋

 

2013.10.27 更新

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