今春の卒業生より（法政大学）

法政大学 生命科学部 環境応用化学科 １年　渡辺 誠也さんからのメッセージ

　尚志高校で学んだことは、他人と違うことを厭わないこと、つまり「強い信念」を持つことです。

　私は高校時代、野球部に所属し甲子園出場という目標を掲げ、日々練習に励みました。学習においては，毎年努力賞を目指し勉強しました。電車と自転車で長い距離を通学していた私は、他の人よりも部活での練習時間、自宅での学習時間の確保ができず、悩んだこともありました。そんな時、私の心の支えとなったのは、尚志高校の建学の精神である「尚志必成」という言葉です。この言葉は、私に常に目標を与え続け、私にとって日々の生活の原動力となっていました。

　在学中、最も意識したことは自分を追い込むことです。例えコースで1位をとろうとも、最高点をとろうとも、さらに上を目指し続けました。人は満足したらそこで成長は止まってしまいます。常に成長し続けるためには、常に挑戦し続けることが必要だと私は思います。挑戦することはとてもエネルギーを要することですが、目標を達成した時の達成感は，何物にも変えがたいです。また，挑戦には失敗がつきものですが、失敗ができるのもまた、学生の特権です。尚志高校でのたくさんの失敗や挫折があったからこそ，今の私があるのだと思います。

　また、私はたくさんの個性豊かな仲間や先生方に恵まれ、３年間を過ごし尚志高校でしか味わえない最高の時間を過ごすことができました。今後は，尚志高校で学んだことを胸にさまざまなことに挑戦し続け、自分をさらなる高みに導いていきたいと思います。

※渡辺 誠也さん　平成27年度に（普通科 総合進学 理系コース）を卒業

進路だより No.4より