今春の卒業生より（東京理科大学）

東京理科大学 経営学部 １年　大窪泰輝さんからのメッセージ

　尚志高校では、"志を尚ぶ人間は必ず成功する"という「尚志必成」の精神の中で、自分の弱さに気付かされ，それをどう克服するかを考え続けた3年間でした。「サッカーで世界中を幸せにしたい」という壮大な夢を持ってこの尚志高校に入学しましたが、現実は自分の想像通り行かず、進路もかなり悩みました。頑張っても、努力しても結果が思い通りに行かなかった時、現実を受け入れて、自分と向き合う苦しさ，どう考えて次に進めばいいのか。自分の課題を発見して，解決に向けて努力する。本当に試行錯誤のくりかえしでした。

　そんな中で軌道修正しながらも自分の道を探し出せたのは、入学した時から将来の目標（人生の目標）を考え続けていた事と、何と言っても進路指導部の先生方に、きめ細やかなアドバイスを受けられた事が理由だと思います。各大学の細やかな情報を提供していただいたり、偏差値を上げるための課題や模試の過去問も毎日のように個人指導をしていただきました。

　進路の選択で大事な事は、常に求め続ける事です。壁にぶちあたっても、そこから抜け出せなくても、もがき続ける事です。必ず道が見えてきます。

「尚志必成」の中の「成功」とは，自分の思い描く「成功」とは違う「成功」がある事も、求め続けたからこそ気付けた事でした。今後は、世の中の人々が幸せになれる仕組みを「サッカー」ではなく「経営」の視点で求め続けて行きたいと思います。

進路だより No.6より