合格体験記 <2> 成蹊大学 法学部
この「合格体験記」は、合格するまでの道のりを今春の卒業生から寄稿してもらったものです。高校時代の集大成として進路決定をしていくわけですが、その進路決定は、努力し苦労して実現したからこそ意味があります。
先輩たちに共通するのは「意志の力」です。目標を持ち、その目標に向かって学習する。学習する環境はそれぞれ違っても、「合格したい」という明確な目標があれば、進路実現をすることができます。後輩たちへのメッセージも添えられていますので、是非参考にして下さい。
『自分と向き合う』
成蹊大学 法学部 法律学科
芳賀 健太郎(郡山市立富田中学校出身)
■合格の秘訣
私は1年生の頃からずっと国公立大学を目指して勉強してきました。国公立大学は5教科8科目受験する必要があり、文系だった私はどうしても理系科目が足を引っ張り模試の成績が良くありませんでした。そこで3年生の夏の三者面談で文系3科目で受験できる指定校推薦の存在と仕組みを知り、県内一を誇る尚志高校の指定校一覧(毎年夏前発表)を見て様々な大学があることを知ると同時に、「もっと早くから色々な大学について調べれば良かった」と少し後悔したことを覚えています。そして夏休み中にその大学の中から自分に合った大学を調べ、両親と話をして進路希望調査締切3日前に成蹊大学を志望校とし、合格することが出来ました。
そもそも指定校推薦とは3年間の評定平均値と模試の偏差値の2つをその大学の基準まで到達させること、そして先生方の会議により推薦候補生に選ばれることでようやく受験することが出来ます。推薦候補生に選ばれるためにはまず評定平均値をあげることが必要です。1年、もしくは2年後に迫っている受験を遠いものと考えず日々の定期考査に全力で取り組みことが重要です。3年から頑張り始めたが1・2年時の評定が悪く、推薦をもらえず「1年の頃からちゃんとやっとけばよかったー。」と後悔する人も少なくありません。
次は模試についてです。私は文系でしたので国・英・歴の3科目でした。私はとても英語が苦手なので国語と日本史でカバーするスタイルでしたが、英語の配点は200点であり、大学へ行ってからも必須なので毎日単語からコツコツやることをオススメします。しかしいち早く成績を上げたい場合は日本史を勉強するとよいと思います。日本史は文系であれば授業で習った所からとても多く出題されます。ですので定期考査を勉強するときに忘れないように定着させると効率がいいです。ここからは少し精神面のことにもなりますが、私は「模試に慣れる」ことも重要だと思います。模試は定期考査とは出題形式などが全く異なるので、過去問を解くなどしてまず模試に慣れることが大事です。そうすれば自然と狙われやすいポイントも見えてくるはずです。
しかし、推薦候補生は「この生徒なら尚志高校を代表して大学でも頑張ってくれるだろう」という先生方の信頼なしになれるものではありません。そのため普段の生活態度、身だしなみなどテスト以外のことをきちんと行うことが大事だと思います。
■後輩へのメッセージ
私が受験を通してみなさんに伝えたい事は早いうちから自分の進路と向き合ったほうがいいということです。まだ自分の将来像が決まっておらず、将来のことなど考えず、今を楽しみたいという人も多いと思います。しかし受験はある意味平等に必ずやってくるものです。どうせ向き合うのなら早いうちから向き合うに越したことはありません。まずは自分の進路に興味を持つことから初めてみましょう。大学や入試方法を1人で調べるのが大変な時は進路指導室へ行けば先生方が親身になって自分の今のレベルやそれに合った大学などを教えてくれます。そうすれば自然と行きたい大学が決まってくるはずです。あとはその目標に向かって努力してください。
最後に、一度きりの高校生活です。迷いなら捨てて後腐れなしで勉強に部活に打ち込んでください。みなさんの一人ひとりが自分の納得のいく進路を実現できるよう、応援しています。
【学校紹介】成蹊大学(所在地:東京都武蔵野市、学生数:約7,600人。)
人格教育、体験重視、科学の尊重、国際性の涵養など、そのリベラルな学風を承け継ぎ、少人数教育による教員と学生の距離の近さ、心の触れ合いを大切にし、学生一人ひとりの個性を大切に育ててきました。
2016.6. 6 更新
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