合格体験記 <3> 東洋大学 社会学部
この「合格体験記」は、合格するまでの道のりを今春の卒業生から寄稿してもらったものです。高校時代の集大成として進路決定をしていくわけですが、その進路決定は、努力し苦労して実現したからこそ意味があります。
先輩たちに共通するのは「意志の力」です。目標を持ち、その目標に向かって学習する。学習する環境はそれぞれ違っても、「合格したい」という明確な目標があれば、進路実現をすることができます。後輩たちへのメッセージも添えられていますので、是非参考にして下さい。
『ここしかない!という気持ち』
東洋大学 社会学部 社会学科
阿部 絵里香(郡山市立安積中学校出身)
■合格の秘訣
私は、指定校推薦の候補生を目指し授業やテストに今まで励んできました。しかし、夏休み前の指定校推薦一覧が発表された日、頭が真っ白になりました。私が希望していた東洋大の社会学部はもちろん、第二希望の大学の指定校もなかったからです。東洋大に推薦を使って合格するためには自己推薦しかありませんでした。夏休み中、志望校ではないけれど指定校を使って受験をするか、または不合格の危険があるが東洋大を受験するのかの究極の選択をしました。東洋大以外の大学もたくさん調べましたが、諦めきれず最後の進路希望調査表の第一希望には東洋大と書きました。
私が自己推薦を受けると決めた時、応援してくれたのは進路指導の先生と学年主任の先生、そして担任の先生です。また、受験の指導やアドバイスを親身になって教えてくれたのも先生方です。私の受けた大学の学部は一次審査に書類選考、それが通ると二次審査に小論文と面接がありました。前年のデータを見ると倍率が高かったので、なんとしてでも一次審査を通過できるよう志願理由書は全力で取り組みました。書いては書き直すことを何回も繰り返し、家では夜遅くまで構成や伝えたことを書き出して文章にする作業を繰り返しました。そして毎日、先生に添削してもらいまいました。無事、審査が通ったのもつかの間、約2週間後には小論文と面接の試験がまっていました。小論文は国語科の先生に頼んで、書いたら毎回提出しアドバイスやコツを聞きました。小論文対策でおすすめなのはオープンキャンパスで出題傾向や採点基準を聞くことと、ニュースを見て時事に関する話題にも対応する力をつけることです。面接は担任の先生と何度もやりました。志望理由は必ず聞かれる質問なので他の受験者と差をつけるポイントだと思います。この大学でなければいけない理由を語ってください。また、進路指導室で見れる先輩方の受験レポートも活用してみてください。貴重な情報がたくさん載っていて受験の役に立ちます。たくさん対策をしたなら、あとは自信を持って挑むのみです。努力をしない人には自信はやってきません。頑張ってください。応援しています。
■後輩へのメッセージ
受験というものは誰もがとんとん拍子にいくものではありません。苦しいこと、泣きたくなるようなこと、挫折しそうになることもあります。しかしそれを乗り越えれば、また一つ大きくなって明るい希望に包まれた自分が待っています。この喜びは過去に努力をした自分がいるからこそ味わえる感覚です。3年の夏休みが終わると、空気が受験一色になりどんどん合格がきまる友達がでてきます。嬉しい反面、受験を控える人にとっては焦りと不安でいっぱいになることだと思います。ですが、ネガティブになりがちな時期こそポジティブに過ごしてみてください。難しいかもしれませんが「私も先生や友達に合格の報告をするぞ」とどんなつらい状況でも前向きに最後までやりきってください。苦しいときは、憧れの大学に通い充実した大学生活をおくる自分をイメージすることです。決して気持ちで負けてはだめです。本気で行きたい大学なら、本気で頑張れるはずです。皆さんの思い描く夢が叶うことを願います。
【学校紹介】東洋大学(所在地:東京都文京区、埼玉県朝霞市・川越市、群馬県邑楽郡、学生数:約30,000人。)
平成24(2012)年に創立125周年を迎え、「国際化」「キャリア教育」そして創立の理念である「哲学教育」の3つの柱を基盤に、地域社会に貢献できる「グローバル人材」の育成を進めています。
2016.6.13 更新
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