平成28年度卒業生 合格体験記 <31> 東北大学 歯学部附属 歯科技工士学校
東北大学 歯学部附属 歯科技工士学校 >>
(公募制推薦)
『自信に変えて』
大 内 優 歩
普通科 総合進学コース 文系
(バドミントン部 福島市立松陵中学校出身)
■合格の秘訣
私の将来の夢は歯科技工士になることです。具体的な進路を決めたのは三年の夏休み明けと遅い時期でした。それまではスポーツに携わる仕事をしたく、柔道整復師、理学療法士になりたいと考えていました。しかし、自分の長所を活かせ、大好きな「ものづくり」で人の役に立ちたいと考えていたときに歯科技工士という職業を見つけました。
東北大学歯学部附属歯科技工士学校は公募推薦で受験しました。東北大学病院内で半年間臨床実習を行なえることに大きな魅力を感じたのがきっかけです。受験科目には面接、小論文、実技がありました。実技の中身は石膏彫刻で、完成図を基に制限時間内で小刀を使い削っていきます。もし、技術系の職に就きたいと考えている方がいるなら、今から対策を始めて下さい。早ければ早いほど余裕ができ、面接ノートや小論文に費やす時間にも後々余裕が出てきます。私は受験科目の中に実技があると知ってから二ヵ月しかありませんでした。面接や小論文はご指導して下さる先生がいますが、石膏彫刻は準備から練習まで自力で行なわなくてはなりません。さらに、石膏も自分で作ります。消石灰を買い、水で固める上でベストな時期は夏です。水を含んだ石灰は気温が低かったり日差しが無いと固まりません。私は受験を決めた時期が遅かったため充分に石膏彫刻の練習が出来ず後悔しました。どうしても練習したかった時に、一度木を代用したことがありました。しかし、木と石膏はまるで削り心地が違いました。刃の通り具合、滑りやすさ、固さ、全く違います。同じ進路を目指す人がいたら、後悔する前に練習を始めて下さい。大学を調べることや、小論文、実技で例えるなら石膏彫刻など、これらの練習は自分がその気になればすぐに取り組めます。
やっておいて良かった、もっとやっておけば良かったと思うのは部活や受験、何事もいざ本番に直面したときです。歯科技工士はかなり専門分野なので目指す人は少ないです。しかし、高齢化社会が進む今、歯科技工士のニーズは高くなってきています。私の経験が、この職業に興味を持っている方に参考になれば幸いです。皆さん、自分の夢を諦めないで下さい。応援しています。
■後輩へのメッセージ
私が受験を通して皆さんに伝えたいことの一つは、気になった大学、専門学校などがあれば、積極的にオープンキャンパスに参加して欲しいということです。私は計4校のオープンキャンパスに参加しましたが、4校目に東北大学歯学部附属歯科技工士学校を見学した際に他の専門学校には感じなかった大きな魅力、興味を持ち、絶対にここで学びたいと思いました。大学、専門学校を選ぶ際には一度はオープンキャンパスに参加し、ここだ、と感じる大学に出会うまで何校でも足を運んでほしいです。
もう一つ、私が皆さんに伝えたいことは、自分の趣味や得意分野を活かせる職業に就いてほしいということです。自分自身が興味の無いことを続けていたら、将来仕事を辞める原因になり、勉強もつまらなくなります。そして、高校生活は何事も全力で取り組んで下さい。それまでの経験すべてが、今のあなたの自信につながります。
【学校紹介】東北大学歯学部附属歯科技工学校(所在地:仙台市青葉区、学生数:約40人。)
患者さんの笑顔を一日も早く取り戻せるような、高度な技術と豊かな人間性を併せもつ歯科技工士を養成すべく、少人数、手造り教育の厳しさの中にも、家庭的であたたかな雰囲気のある学校づくりを目指しています。
2017.9. 4 更新
2024.8. 1 | 第3回・第4回学校見学会 |
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2024.7.26 | 探究学習成果発表会決勝(3年特別進学コース) |
2024.7.26 | 7月29日〜8月4日の日程 |
2024.7.24 | 学校見学会(第1回・第2回) |
2024.7.20 | 7月22日〜7月28日の日程 |