平成28年度卒業生 合格体験記 <33> 矢田工業株式会社
『夢と現実』
根 本 果 奈
情報総合科コンピュータデザインコース
(郡山市立明健中学校出身)
■合格の秘訣
私は、中学生の時から高校卒業後は就職すると決めていました。本当は漫画や絵を描く仕事に就きたいと思っていましたが、進む道として、とても厳しく、名の在る人物になるには遠い「夢」とある時思い、就職する職種と夢の職種は別のものにしようと考えていました。
夢の職種以外でやりたい仕事を高校二年生あたりから考え始め、最初はお菓子や物を作る作業の仕事と決めていました。ですが、「本当に楽しくやりつつ身になる仕事であるのか。途中であきても何となくでも三年以上は続けられそうか。」という2点に照らしてみると、当てはまる部分と当てはまらない部分があり、別の仕事を考える事にしました。
考え直す時、両親や祖父母の務めている仕事、務めていた仕事に目を向けました。そこで、両親の仕事が鉄工業や建築業という職業なのを思い出し、自分が小さい頃から興味を持っていた「設計」にしようと決め、求人票で探すようになりました。その中で、設計という職種はとても幅が広く、絞り込むのが難しいと気付いたので、さらに「何を設計したいのか」を考えました。その時「両親とは違う、やりがいがあるもの」を作りたいと思い、自分達の年の求人票が公開されたその日に、今回内定を頂いた矢田工業株式会社設計技術士に最終決定をしました。
また、面接試験の際に、「貴方の夢は、何ですか?」と聞かれ、正直に漫画家になりたいと言いました。「それなりの漫画家になるのに、ただ+(プラス)3くらいの社会経験しかないまま、三年以上過ごすのであれば、私は、少なくても社会経験を積んでいたい。趣味で描いたものがあわよくば連載に繋がれば良い。私はその夢の達成点(ゴール)が遠くに大きく存在するなら、今は近くにある小さな夢を、到達点にたどり着くまで叶えていきたい。」と、きちんと面接時に合った言葉で、面接官の人や社長さんに向けて言いました。そうであるから私は今回この会社、この職業/職種を選び一本で受ける勢いでいけないと、やりたい事は手にすることすらできないと思いました。
まだ就職するとだけ決めて職種/職業が決まってない人がいるのでしたら、前記のかっこ中の私の考えで参考にならないかと思いますが、力になれたら幸いです。
■後輩へのメッセージ
就職の試験は進学の試験より簡単ですが、専門種になってくると内容は一変します。
筆記が簡単でも、企業のほとんどは面接で決まります。勉強する事も大事ですが、笑顔や声の大きさ、態度の方がとても重要です。また、志望動機は書類に書いた分を暗唱するのでは相手に「本当にこの企業に入りたいのか?」と不信がられやすいです。書いた文の『これだけは口頭で伝えたい。』ことをピックアップしておいて、文章のだいたいの流れ(私は何で選んだ→選んだきっかけ→自分の利点・欠点→就きたいという意志の一言)を覚えておくだけで、後は練習を含め本番までアドリブでやると相手に強く意思表示できると思います。
高校3年間で学んできた事を全て出しきるよう、自分の中の全力で進路を決めて下さい。何となくではなく、本気で!頑張って下さい。
【企業紹介】矢田工業株式会社(所在地:福島県郡山市、従業員数:111人。)
鋼構造物の設計・制作・現場施工、その他付帯工事一式を担う会社です。昭和24年の創業以来、健全な経営と高度な技術力・施工実績により諸関係官庁の高い信頼と評価を得ています。
2017.9.17 更新
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