平成28年度卒業生 合格体験記 <35> 公務員（陸上自衛隊）
『合格までの道のり』
太 田 竜 馬
普通科総合進学コース文系
（陸上部 郡山市立郡山第六中学校）
■合格の秘訣
私はこの度、陸上自衛隊一般曹候補生に合格することができました。合格まで大変なことばかりで諦めてしまいそうな時もありました。そんな時どうやって乗り越えてきたか書きたいと思います。
私の場合、自衛隊に就職しようと決めたのが三年生の六月頃です。それまではやりたいことがなく、とりあえず大学へ行き、将来の幅を増やそうと考えていました。そんな私を変えた要因は色々ありますが、一番は熊本の大震災です。それから親や先生と相談をし就職に切り替えました。これは私の例ですが、みなさんの中にも進路で迷っている人がいたら焦らず自分の可能性、やりたいことをじっくり考えてみてください。私は試験の三ヶ月前に決めましたが、進路はいつ決めても遅いということはありません。この先の人生を決めることなのでひたすら迷ってください。
次に試験について書きます。陸上自衛隊の倍率はその年ごとに違いますが大体七倍と高いです。その高倍率を突破するために、私は勉強の仕方を変えることにしました。私は集中力が長続きしない性格です。三時間もやれば他のことに手が出てしまいます。それを改善するために「環境」に変化をつけました。午前中は家でやり、午後は図書館とファミレスなど環境を変えることで気持ちがリセットできて集中を保つことができました。それでもやる気がでない時は参考書を持って散歩に行ったりもしました。また、今日は勉強をしないなどオフ日を設けたりと何か楽しみをつくるといいかもしれません。環境を変えるのもおすすめですが自分に合った勉強の仕方を模索してみてください。
私の合格には多くの先生方の助けがありました。過去問で分からない問題はその教科の先生に解説してもらい、面接練習では担当の先生に何度も何度も練習してもらいました。そのおかげで自信を持って試験を受けることができました。みなさんも先生方を頼ってください。先生方も全力で教えてくれるので本当に力になります。
最後に、目標を達成するまではとても辛いと思いますが絶対に妥協しないでほしいと思います。これ以上できないと思うぐらいの努力を重ねて、試験が終わった時にやりきったと思ってほしいです。諦めなければ必ず合格できます。
■後輩へのメッセージ
私がみなさんに伝えたいことはしっかり自分の進路、将来と向き合ってほしいということです。三年生になってからの一年は本当にあっという間に過ぎました。準備が早いに越したことはありません。自分の将来を決める時期です。悩んで悩んでひたすらもがいてください。
そして残りの高校生活を全力で楽しんでください。部活に行事、友達との思い出。私もそうでしたが勉強の他のことが充実していたからこそ勉強に力が入りました。受験は多くの人の支えがあって乗り越えられます。周りの人への感謝の気持ちを忘れずに、辛くても逃げないでください。逃げたら後で必ず後悔します。毎日を大切にし、努力を積み重ねていって下さい。
2017.9.24 更新
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