平成29年度卒業生 合格体験記 <10> 『努力はすべての扉を開く』
(公募制推薦)
普通科 総合進学コース 文系
江 畑 秀 将
(サッカー部 船橋市立行田中学校出身)
■合格の秘訣
私が受けた入試形態は公募制推薦入試というもので、大学が提示した出願条件を満たし、独自の試験を受験し合否が出るものでした。学習院大学は英語の資格取得が出願条件にあり、二次試験では専門分野の小論文と面接がありました。志願者は合格者の4倍の人数にあたりました。この中で私が合格を勝ち取ることができたのは明確な将来像と継続力、周りのサポートがあったからであると感じています。
受験勉強は入学時から高校生活の文武両道を達成することから始まっていました。出願にあたって評定を取ることは勿論、その中で部活動との両立を果たすことでどの受験生にもない強みを作りました。
次にTOEICのスコア取得です。ここで私は一番苦労しました。英語学習は数日空けてしまうだけで日本語脳になってしまうからです。毎日の英単語学習とリスニングを欠かさず行い英語脳に変えました。それでも険しいもので実際には大学の求める水準を満たしたものの受験者の中で最も低いスコアでした。
そして、二次試験対策としてまず経済の知識の詰め込みをしました。ここでお勧めしたいことはその大学が出版している本を読むということです。そこに書かれていることは筆者の哲学であり、「筆者の結論=大学側の伝えたいこと」になるのです。その中でただ知るだけでなく、誰にでも話せるくらいの知識を持つということです。これが面接でも活きてくるのです。また、将来の明確な目標を持つことも大切になります。面接では「何故入学したいのか」「将来の夢と学問の適正」など追って問われてきます。そこで、誰にでも話せる知識があることは強みになりました。
さらに過去問を解きスピード感覚をつけました。しかし、公募制推薦入試は今回で2回目で傾向が見えていなかったので、他大学の過去問も解き、どのような形でも解ける型を作りました。ここで経済学では女性の社会進出、AI・IT産業、少子高齢化、仮想通貨、多国籍企業は押さえておくべきポイントとなります。本番の入試では見事に問題形式はガラリと変わっていました。多くの問題に触れたことが合否を分けました。
受験は大学が将来必要な能力を備えた人材をみつけるためのものです。何を求められているかを考え、問題に合わせた学習を網羅的に把握、実行する。これが私の合格することができた秘訣です。
■後輩へのメッセージ
「行ける大学じゃなく、行きたい大学を目指しなさい。」私を支えてくれた先生の言葉です。自分の学びたいところに大きな可能性があるという考えです。
受験勉強は終わりが見えず苦しいものです。自分だけがこんなに辛いかと思うこともあります。しかし、これを乗り越えた先に大きな成長があり、実はその時が一番充実しているものなのです。また、苦しい経験は辛い時に自分を励ます原動力となります。何事もプラスに捉えることで良い方向に進むものです。
私は辛い時に自分の将来をイメージしました。大学のパンフレットを見てモチベーションをつくったり、自分の現在と理想を比較して未熟さを感じて、自分を鼓舞しました。
努力に勝る天才なし。
皆さんの尚志必成を期待しています。
2018.7.24 更新
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