大都市圏の私立大学に人気が集中しそうな理由
2021年、国公立大学を中心とした入試の大改革が実施される。これは共通1次試験から大学入試センター試験へ移行して以来、約30年ぶりの入試改革となる。改革まで2年と迫る2019年は、その骨子が分かる年となりそうだ。大きな変化とは、次の2点。一つ目は、現在のセンター試験に代わる「共通テスト」の国語、数学に記述式の問題が加わり、問題量が増え、難度が上がること。二つ目に、英語がGTECやTEAPなど4技能(読む・聞く・話す・書く)を測る外部の検定試験に置き換わる。これらは今までの入試で測れなかった知識以外の力を見るものとして、国の方針で導入される。
しかし、高校生や教育現場からは不安や懸念の声も上がっている。それは、2018年11月に共通テスト本番を想定して行われた試行調査の問題の難度が、関係者が考える以上に高かったこと。高校1年生から準備しても、間に合わないという声も聞こえる。そのため、急きょ、志望校を合格する可能性の高い大学に変更したり、一般入試ではなく推薦入試にしたりするなど、大学選びに変化が起きつつある。混乱が想定される共通テストだが、それを避けようとする受験生が今後向かう先はどこか。それは、共通テストの受験が必須でなく、入試制度の変更が少ない私立大学だ。特に、大都市部の私立大学に人気が集中するだろう。具体的には、難関から中堅のGMARCH、関関同立、日東駒専、産近甲龍、北海学園大学、東北学院大学、南山大学、愛知大学、名城大学、西南学院大学、福岡大学、福岡工業大学などの人気が上昇し、半面、地方の国公立大学の難度が下がる可能性がある。(ダイヤモンド編集部の記事より)
進路だより No.37より
2019.2.13 更新
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