平成29年度卒業生 合格体験記 <2> 『勉強について』
(一般入試)
普通科 特別進学コース 国立文系
米 澤 侃
(郡山市立富田中学校出身)
■合格の秘訣
受験勉強を終えた今、改めて自分の勉強を振り返ってみて、これは良かったなという点とこうしておけば良かったなという点があるので書いていきます。
まずは前者、これは良かったなという点、すなわち僕が受験勉強を進める中で役に立ったことは、自分には致命的なまでに苦手な教科というものがなかったことでした。良く言えばバランス型、悪く言えば器用貧乏ですが、基本すら壊滅的な教科がないことで、苦手な教科に定期考査や模試の点数の足を引っ張られないということは大きなアドバンテージになると思います。特に、定期考査に関して言いたいことですが、志望校や目指している偏差値帯がなんとなく決まっていて、今の自分の位置とそこに行くまでのギャップを埋めるのに苦心している人は、定期考査で1番を取ることを目指しましょう。この時忘れないで欲しいのは、1番が取れなくても落胆しないことです。大事なのは1番を目指す姿勢であって、1番を取ることではないのです。それに、その姿勢は成績を上げる上で非常に重要なものです。普段であれば取れないような成績が取れるようになるかもしれません。
そして後者、こうしておけば良かったなという改善点ですが、それは圧倒的に得意な教科を作っておけば良かったなということです。先程の通り、僕にはとりわけ苦手な教科はありませんでした。しかし、その裏返しとして、とても得意な教科というものもなく、これが何を意味するのかというと、国公立の二次試験や私立の一般受験の話になってきますが、難易度が高いテストを受ける時、苦手な教科がないというだけでは他の人と差がつきません。これは僕が痛感したことです。だからやはり、僕としての理想は、苦手な教科を作らないことに加えて、自分の安心材料にできるような教科を1つ、できれば2つくらい持っておくことです。自分の好きな教科で構いませんが、入試で使う教科だと尚良いかと思います。
ここまで勝手なアドバイスをしてきましたが、何をどんな風に受け取るか、何を信じるかは皆さんの自由です。自分のやりたいように頑張ってください。
■後輩へのメッセージ
高校を卒業した今、僕が後輩の皆さんにお伝えしたいことは、時間というものは本当にあっという間に過ぎていってしまうから、なるべく時間を無駄にしないという意識をもって生活してほしいということです。勉強でもスポーツでも何だっていいから、何か一生懸命になれるものを見つけてそれに打ち込んでおくと良いのかなと思います。
自分は志望校を決めるのになかなか手間取った記憶があるので、同じようなことを感じている人がもしいたら、どんなにうっすらとした憧れでも、大学に行って何をするのかなんて決まってなくても、自分がこうしたいんだという気持ちがあるならそれに従って欲しいです。最後に、僕は1番行きたかった大学に行くわけじゃないけれど、大学が全ての終わりではないという実感も最近湧いてきた所です。これから受験で苦しい時期があると思うけれどあまり気負わずに、持てる力を全て発揮してください。応援しています。
【学校紹介】福島大学(所在地:福島県福島市、学生数:約4,200人。)
1949(昭和24)年設置。文理融合的な総合大学に発展。1年から4年までの少人数教育一貫教育に加えて、金谷川一拠点キャンパスで人文系・理工系の学生が共に授業や課外活動で交流できる教育環境です。
2018.6. 7 更新
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