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尚志高校からのお知らせ

志を得ざれば再び此地を踏まず

 志を得ざれば再び此地を踏まず
 

覚悟(強い志)を持ってスタートしよう

 

 千円札の顔、野口英世の言葉です。1歳半の時、囲炉裏に落ちて左手の5本の指がくっつく大火傷を負い、小学校ではずいぶんいじめられたそうです。父親が大酒飲みで家は貧乏でしたが、恩師が私財をなげうって学業を支援。その後、仲間の援助で受けることができた左手の手術で医学の素晴らしさに目覚め、医師を志して19歳で福島を発ち上京します。その時、生家の柱に刻み付けた言葉がこれ。医者になれなかったら、二度と故郷には戻らないという決意表明です。後に米国に渡り、ロックフェラー研究所で梅毒の病原体の研究に成功。さらに黄熱病の研究でも世界に知られる研究者になりました。


 私の知人の武藤真祐(むとうしんすけ)氏は、6歳の時、野口英世の生き様に感化され医者を志します。開成から東大医学部に進み、東大病院等で救急医療に携わり、宮内庁の侍医も務めましたが、地域医療の最前線に立つためクリニックを開設。東日本大震災後は被災地・宮城県石巻に週の半分通って、「誰もひとりぼっちにしない」を合言葉に、お年寄りの自宅への訪問医療と在宅介護を続けています。その功績が認められ「社会イノベーター公志園」グランプリを受賞しました。

 

 野口英世と武藤真祐に共通しているのは「覚悟」でしょう。覚悟は伝染するということ。親の覚悟もまた、子に伝染します。  高校生も覚悟(強い志)を持って新学期をスタートさせてほしいと思います。




(4月22日 進路だより No.2より)

2013.4.29 更新

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