合格体験記<26>武蔵大学 人文学部
この「合格体験記」は、合格するまでの道のりを今春の卒業生から寄稿してもらったものです。高校時代の集大成として進路決定をしていくわけですが、その進路決定は、努力し苦労して実現したからこそ意味があります。
先輩たちに共通するのは「意志の力」です。目標を持ち、その目標に向かって学習する。学習する環境はそれぞれ違っても、「合格したい」という明確な目標があれば、進路実現をすることができます。後輩たちへのメッセージも添えられていますので、是非参考にして下さい。
『受験を通して』
武蔵大学 人文学部 英語英米文化学科
船橋 杏佳(郡山市立喜久田中学校卒)
合格の秘訣
3教科で国公立大学を目指す。5教科7科目で闘う一般の国公立大(文系)志望者にとっては、軽量入試ということもあり、簡単でそしてずるい方法に見えるか もしれません。しかし、合格点平均がかなり高くなる傾向にあり、1教科でも失敗すれば道は閉ざされるのがこの入試形態のデメリットでもあります。そのため、私は国語・英語・日本史の3教科を重点的に学べる私立文系コースを選択しました。受験勉強で最も力を入れた教科は英語です。センターレベルはもちろん、二次試験でも自分が唯一好きだった英語を武器にしようと常に意識していました。残念ながら第一志望校に合格することはできませんでしたが、受験を通し て得た英語力は今の私の自信となっています。
いざ志望校を決定し、これからすべき勉強の方向性を定めても、何から手をつけて良いか分からない・・・そういう人も少なくないはずです。実際私も分からず、あれこれ試して遠回りをしてしまいました。ここではその中でも最も効果のあった方法を紹介します。
[英 語] 長文の読み方、構文の訳し方は基本、Readingの授業でトレーニングしました。単語はキクタン4000~10000語レベル、イディオムは NextStage、リスニングは英検準1級のリスニング(1回しか再生されず、スピードが速いのでセンターリスニングが簡単に感じます)がおすすめで す。英作文対策としては、毎日BBCやJapanTimesなどの記事の要約をして知識を増やし、あとはとにかく過去問やトピックを出してもらい、たくさん書いてJason先生や英語の先生に添削していただきました。
[国語] 評論・小説は朝と昼に一題ずつセンター形式のものを時間を計って解く。古文はさくらさく。漢字はゴロゴを使いました。読解力はやはり、授業を通して養いました。
[日本史] 一番良い方法は、定期テストに向けてしっかり勉強することです。センター日本史は流れをつかむことが重要なので、流れを意識した勉強が役に立ちます。
後輩へのメッセージ
「基礎が大切・毎日の積み重ねが大切」きっと今まで何回も聞いたフレーズでしょう。わたしもあえてこの二つのことを強調したいと思います。どんなに難しい 問題でも、センター試験でも、単語然り、読解力然り、基礎の力がなければ太刀打ちできません。基礎=簡単と捉え、いつでもちょっと勉強すれば大丈夫、と考 えているとあとで大変なことになります。実際、問題演習が始まると基礎なんてやっている暇はありません。ぜひみなさんには受験勉強をスタートさせるための 準備として早い段階で基礎力を養うことをおすすめします。例えば、毎月行われる月例テストはまさに良い方法だと思います。在学中にしぶしぶ取り組んでいた 月例テストのおかげで、単語・イディオム・漢字といった受験で役立つ力を身につけることができました。学校から出される課題は決して無駄にはなりません。 今、目の前にあることについてコツコツ取り組めばいつかきっと糧になります。未来の自分が苦しまないように、「今」を全力でがんばってください。
【学校紹介】武蔵大学(所在地:東京都練馬区、学生数:約4,500人。)
学生が主体となって研究テーマを決め、ディスカッションをしながら研究を深めていく授業「ゼミ(演習)」を1年次から4年間全員が履修でき、理論的な思考力や議論する力、発表する力などを育てます。
2016.1.21 更新
2024.8. 1 | 第3回・第4回学校見学会 |
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2024.7.26 | 探究学習成果発表会決勝(3年特別進学コース) |
2024.7.26 | 7月29日〜8月4日の日程 |
2024.7.24 | 学校見学会(第1回・第2回) |
2024.7.20 | 7月22日〜7月28日の日程 |