歴史的偉人の目標達成テクニック
困難な目標でも、それに向かって努力できる人になるために...
新渡戸 稲造
年始や、年度始まりなどに、「今年こそは勉強をして○○の資格を取る!」「営業成績でトップになる」「ダイエットする」など、目標を立て、そこに向かって努力しようと思うものですが、多くの人はその目標を成し遂げる前に挫折してしまいます。
しかし、それは私たちだけでなく、各分野で偉業を成し遂げた大人物たちも同じ。彼らはどのようにして初心を継続させていたのでしょうか。
『逆境を越えてゆく者へ』は明治・大正期に農学者・教育者として活躍、国際連盟の初代事務局次長を務め、5000円札の肖像としても知られている新渡戸稲造の著書で、明治時代の大ベストセラーとなった『修養』『自警』の2冊の内容を精選、現代人にもわかりやすく再編集したものです。 この中に、新渡戸が考える、決心したことをやり遂げるための秘訣が書かれているので紹介します。
1 急がず、休まず
新渡戸稲造いわく、誰でも決心をしない者はいないのだが、それを永続させるのが難しい。凡人にとって困難なだけでなく、古来の英雄にとってさえそうなのだ。 多くの物事はもう一息というところで嫌になりがちなものです。新渡戸は「怠らず行かば千里の外も見ん、牛の歩のよし遅くとも」と古歌を引用して、ゆっくりと、しかし着実な努力をすすめています。
2 疑いが起きてもどんどん進め
何か決心をしてやり始めても、途中で自分のやっていることは果して正しいのか、と不安になったり、疑問が湧いてきたりするものです。しかし迷うことはありません。 自分が最初にやろうと思ったこと、最初に感じたことに忠実に努力を続けることこそ、大きな成果を生むための近道なのです。
3 志を継続するには志を記憶せよ
決心は、日が経つごとに新鮮さが薄れ、やろうと決めたことも怠りがちになっていきます。 最初の決心を持続させるためには、その決心自体を忘れないようにすることが重要です。 毎日幾度となく志に注意を向ければそれが習い性となり、それがすなわち志を継続させることになる、と新渡戸はいいます。
(進路だよりNo.36より)
2013.2.18 更新
2月18日〜2月24日の日程
【朝学】 |
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18(月) |
・学年末考査第4日 ・2学年進学分析会 |
19(火) | ・・学年末考査第5日 ・3年追試②(3G6) SB E11:10 ※13:00 A14:30 ※17:25 E19:00 |
20(水) |
・平常授業 |
21(木) |
・平常授業 |
22(金) |
・短縮授業※ |
23(土) |
・週休 |
24(日) | ・ |
※22日の日程(短縮40分授業) |
2013.2.17 更新
学年末考査
1年間の総まとめ
みなさんの中には、次に頑張ればいいと思っている人はいませんか? 次に頑張ることはもちろん大切ですが、今頑張ることがもっと大切なのです。
尚志高校の建学の精神に「一瞬即永遠」という言葉がありますが、今があって未来があるので、よい未来をつくりたいならよい現在を生きていくことが大切です。
学年の成績は、進級すれば変える事はできません。 1年生は2年生になってから頑張っても1年次の成績は変えられないのです。 2年生も同様です。 だから、後悔しないように今頑張ることが大切なのです。
尚志高校は指定校推薦できる上級学校がとても多い高校です。しかし、誰でも推薦できるわけではありません。その上級学校にふさわしい学力と人間性を持っているということが推薦条件に入っています。
尚志高校生として誇りを持った生活をし、学び続けることが重要だということです。「上級学校にふさわしい学力」とは志望校に一般入試で合格できる学力をつけるということです。上級学校は学ぶことが目的であり、合格することだけが目的ではありません。
上級学校では合格者の学力を基準として授業が行われ、理解を深めていくわけです。授業が理解できない学力で合格することが、本当に本人にとって幸せなことなのかを考えたらそうではないと思います。今の学びは自分を、そして他者を幸せにするための学びであることを忘れずにいてほしいです。
後半に向けての更なる努力に期待します。
(進路だよりNo.36より引用)
2013.2.16 更新
「学力テスト」高校生にも
<平成24年12月17日発行の「進路だよりNo.32」にも紹介されました高校生対象の学力テストについての記事の紹介です>
「学力テスト」高校生にも...基礎力向上狙い 文科省方針
文部科学省は、高校生を対象にした学力テストを実施する方針を固めた。知識や技能を客観的に評価できる筆記や実技テストを想定。進学や就職の進路にかかわらず「高校生に必要な基礎学力を身につけさせる」のが目的で、基礎学力認定試験にする方向だ。来年1月に中央教育審議会の高校教育部会で提言を出す予定。全国的な学力テストは小学6年と中学3年を対象に実施している全国学力・学習状況調査があるが、高校生では初になる。
導入時期や実施教科、難易度などは今後調整を進めるが受検義務付けはせず、主要教科では国語の「読む・書く」力と、分数計算など数学的な基礎力について、在学中に何度でも受けることができる総合的な試験にする案が出ている。
今年5月の学校基本調査では、高校生徒数は約336万人で、54%が大学と短大に、17%が専門学校に進学しており、就職は17%。ベネッセコーポレーションが8月に全国の大学と専門学校生約5000人を対象にした調査では、推薦とアドミッション・オフィス(AO)入試による入学者の約半数で、高3時の校外学習時間が1日1時間未満だった。
(毎日新聞2012.12.14)
2013.2.15 更新
No Pain, No Gain
<以下は女優 北川 景子さんの進路ストーリーを「2月4日発行の進路だより」に掲載された記事からの引用です>
「No Pain, No Gain」
(痛みなくして得るものなし)
昨年3月に明治大学を卒業し、ドラマや映画、CM出演など、多数のメディアで活躍している北川景子さん。どんなに忙しくても授業を欠かさず、学業と仕事を両立させることができたのは、「大学を卒業する」という両親との約束と、学びに対する強い思いがあったから。医師を目指し、勉強をしていた高校時代から、将来を嘱望(しょくぼう)される若手女優として、業界をリードする現在に至るまで、どのような進路ストーリーがあったのか。
高校生からモデルに転身、芸能界へ
幼い頃から「医師になりたい」と思っていて、そのために進学実績がある中高一貫校に入学し、高校では理数コースを選択していました。けれども、思ったように成績が伸びず、2年生の時には、思い悩み始めていました。思春期だったからなのか、心身の成長にバランスが取れず、勉強に集中できなくなっていたんです。偶然街で芸能事務所からスカウトされたのは、そんな時でした。強い興味があったわけではありませんでしたが、「歌やダンスレッスンを楽しむだけでもいいから」という話に、「気分転換になるかもしれない」と両親に相談。ずっと習っていたピアノも習字も受験のために辞めていたので、「逆に息抜きになるなら」と、事務所に所属することを許してくれました。ところが、すぐに雑誌モデルとテレビドラマの仕事が決定。実家の神戸から東京に行かなければならなくなりました。「私にはこの仕事が向いているかもしれない」と、両親に相談したのですが、大反対。最終的には、「大学受験をし、しっかり卒業する」という約束で上京。
仕事と受験の苦しい両立生活
学部は、得意な数学を生かしたかったので、経済か商学の二つを考えました。オープンキャンパスにも参加して、「マーケティングや広告の勉強ができる」と聞いていたこともあって、商学部に進路を絞りました。理系から文系へ変更をしたので、苦手な地歴公民の勉強も開始。試験はAO型入試はもちろん、一般入試も視野に入れていたので、寝る時間も削って勉強に集中していました。仕事の休憩時間で問題集を解いたり、ロケの移動中に睡眠時間を確保して、帰宅後すぐに勉強に取りかかったり...あの頃が一番辛い時期でしたね。両親との約束を果たしたい気持ちと、「女優として活躍したい」という思いがあって、必死でした。商学部のAO型入試には、厳しい出願条件があるのですが、持っていた英検が評価されたこともあって、基準を満たすことができました。そして、小論文試験や面接を経て、どうにか合格。第一志望でしたから、合格をもらった時は、幸せ一杯だったことを覚えています。
学業も仕事も手を抜かない生活
大学は、出欠席が厳しい授業もあり、仕事を調整しながら、必ず出席していました。時には撮影の合間に大学に行って、また戻って...ということもありましたね。あまりの忙しさに、「どうにかなりそう」とブログに書いていたくらいです。それでも在学中は、軽音楽部に所属したり、春休みを使って語学留学をしたりと、大学生として充実した時間を過ごすことができました。なにより、この4年間で信頼できる友人や尊敬する先生方と出会えたことが私にとっての一番の財産となりました。大学は私にとって、「HOME」。そんな気持ちにさせてくれる大切な場所でした。
進路に悩む高校生へメッセージ
将来の具体的な目標が見つからなくても、不安にならないで欲しいです。今は分からなくても、その先でやりたいことに巡り合うかもしれません。だから焦る必要はまったくありません。高校生って、大人と子供の中間で、自我をはっきりと持っていますが、経済面では家族に頼らなくてはいけなかったり、世間的には子供扱いされたりして、とても難しい時期だと思います。いろいろなことに悩んで、周りが信じられなくなることもあるでしょう。私もそうでした。でも、時間とともに解決する悩みもありますから、一人で抱え込まない方がいいかもしれません。私はこれまで、学業や仕事で自分の壁にぶつかり、苦しいこともありましたが、終わってみると余裕が生まれていて、今までより成長した自分に気付くんです。
「No Pain,No Gain」(痛みなくして得るものなし)という言葉がありますが、その通りだと思います。辛い状況でも、「今だけ」と思って、その先にある成長を信じて頑張りましょう。
プロフィール
兵庫県出身。1986 年8 月22 日生まれ。明治大学商学部卒業。高校在学中の17 歳の時にファッション雑誌『セブンティーン』(集英社)のモデルに抜擢され、現在に至る。
2013.2.13 更新
綾瀬はるかさんに会ってきました
(2月8日発行の「2学年だよりNo.9」より記事を紹介します)
先月、同志社大学小枝先生の講演と、綾瀬はるかさん・NHK内藤プロデューサーによるプレミアムトークがあり参加してきました。
小枝先生の講演では、ドラマ準備のための史料整理中にあった新発見がいくつか紹介され、とても興味深く耳を傾ける事ができました。
その中でも特に、八重の女心を垣間見る事ができほのぼのとしてしまったのは"Yaye Neesima"(←今のスペルと一致しません)というサインの話です。
客人に外国人が多かった事情からでしょうか、新婚当時このサインを練習していた痕跡が残されています。愛する新島襄に相応しい妻になろうと、懸命に努力する八重の姿を彷彿とする事ができます。また、襄は大切に保管したいと思った物には「アメリカ帰り」らしく"Keep"と大きく記す習慣だったというお話もおもしろいと感じました。
NHKの内藤プロデューサーからは"誠実に生きる人間を歴史は絶対に裏切らない"、"夢を持って前に進めば光は見えてくる"、"散った瞬間から、翌年さらに美しく咲くための準備を始める桜、苦難を乗り越え、しなやかにたくましく花を咲かせる桜、そんな「桜の美学」を伝えたい"というメッセージがあり、ドラマに対する期待が益々膨らみました。
そして綾瀬さんはというと「ただただ(*^_^*)(*^_^*)(*^_^*)」という印象でした。ドラマは、10日の第6話からいよいよ戊辰戦争へ実質的カウントダウンが始まります。目が離せない内容になってくる事間違いなしです。
ここで、2年生全員の健闘・飛躍を願って新島襄の言葉を贈ります。
政治家になるもよし、宗教家になるもよし、実業家になるもよし、
教育家になるもよし、且(か)つ少々角あるも可、気骨あるも可、
ただ かの優柔不断にして安逸を貪(むさぼ)り、
苟(いやし)くも姑息の計を為すが如き軟骨漢には決してならぬこと、
これ予の切に望み、ひとえに希(ねが)うところである。
( 同志社大学創立者 新島襄『片鱗集』より)
2013.2.11 更新
2月11日〜2月17日の日程
【朝学】 学年末考査の学習・授業の予習復習と尚志ノート記入 |
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11(月) |
・建国記念日 |
12(火) | ・平常授業 ・3年追試①(9:00~ 3G6) |
13(水) | ・平常授業 |
14(木) |
・学年末考査第1日 |
15(金) |
・学年末考査第2日 |
16(土) |
・学年末考査第3日(特進) |
17(日) | ・ |
※三学年部会・学級懇談日程 ・保護者の駐車場は、校地内に駐車 ・職員の駐車は、西部体育館共有駐車場 |
2013.2.10 更新